高級クリスタル、バカラの本社があるフランスの小さな地方都市バカラ村。
美しいバカラクリスタルのステンドグラスを見るために、ロレーヌ地方のバカラ村を訪れました。
パリからバカラ村までは約４５５キロの距離があり、ナンシーを経由して電車とバスを乗り継いで行きました。
バカラ村の見どころ、「ノアの箱舟」をイメージして建設されたサン・レミ教会のステンドグラスはバカラのクリスタルで出来ておりその美しさは圧巻です。ムルト川の湖畔に佇むシンプルな外観も周囲の風景と調和が取れており絵画のような景色を楽しむことができました。
サン・レミ教会のステンドグラスは150以上の色彩で彩られた世界唯一のものです。
ステンドグラス部分には厚さ2.5cm、4,000枚のバカラクリスタルから切り出された2万枚のクリスタルがコンクリートにはめ込まれており、キリストの左右にあるステンドグラスは，12人の弟子を表しています。
バカラという名前が初めて登場したのは1291年。村は急速に発展し、アルザス地方の有名なワインに加え、織物でも有名になりました。
19世紀にクリスタル工房となったサント・アンヌのガラス工房が1764年に設立され、町はさらに発展しました。
現在、バカラの人口は約4,700人。
2004年以来、バカラは「Ville et Métiers d’Arts（芸術の町）」にも認定されています。特に、24人の「Meilleurs Ouvriers de France（フランス最優秀職人）」を擁するクリスタル作品と、革新と芸術を融合させた「Pôle Bijou」プロジェクトが評価されています。
